企業型確定拠出年金(DC・401k)

DC(401K) / DB

企業型確定拠出年金イラスト

企業型確定拠出年金

優秀な人材の確保と従業員エンゲージメント向上を実現する
国が推進する戦略的福利厚生制度
税制優遇メリットを活用し、社会保険料を最適化しながら
従業員の将来を支える企業の成長戦略

企業型DC(401K) / DBとは

「企業型DC」や「日本版401k」と呼ばれる企業型確定拠出年金は、2001年から始まった国が推進する私的年金制度です。国民年金や厚生年金といった公的年金だけでは不安な老後資金を、企業と従業員が協力して積み立て、運用することで、より豊かな老後を送るためのサポートとなります。

企業型DCは、会社と従業員の双方にメリットがある制度

掛金は全額所得控除の対象となり、運用益は非課税。従業員は自分のリスク許容度に合わせて運用商品を選択でき、従来の退職金制度との併用も可能です。多くの企業が導入を検討している理由は、単なる福利厚生を超えた戦略的価値にあります。

中小企業が抱える人材課題

優秀な人材の確保が困難

大手企業と比較して福利厚生が見劣りし、ミレニアル世代・Z世代に魅力的な企業として映らない。将来設計をサポートする制度がないことが採用競争力の低下につながっている。

従業員の定着率が低い

「長く働きたい」と思える環境が整っておらず、若手社員の早期離職が続く。退職金制度が整備されていないことで、将来への不安から転職を選択するケースが増加している。

エンゲージメントの低さ

会社が従業員の将来を本気で考えていると感じられず、仕事への主体性やモチベーションが育たない。「この会社で成長したい」という意識が醸成されにくい環境になっている。

企業型DC導入で実現できる3つの経営価値

1

採用競争力の強化と優秀人材の獲得

企業型DCは給与以外の報酬制度として、求職者の企業選択における重要な判断材料となります。特に30代以下の世代は老後資金への関心が高く、退職金制度の有無が入社の決め手となるケースも増えています。中小企業でも大手並みの福利厚生を提供できることで、人材獲得の土俵を広げ、優秀な人材からの応募を引き寄せる効果が期待できます。

2

自律的な働き方の促進

企業型DCによる資産形成の機会提供は、従業員に「将来は自分で設計する」という当事者意識を育みます。この自己責任に基づく姿勢は、仕事の場面においても主体的な行動や判断力の向上として現れます。会社が長期的な資産形成を支援する姿勢を示すことで、従業員は安心して目の前の業務に集中でき、パフォーマンスの質的向上につながります。

3

従業員満足度と定着率の向上

「会社は自分のキャリアと将来を本気で考えてくれている」という実感は、組織への信頼と帰属意識を高めます。この制度を通じて従業員が感じる「大切にされている」という認識は、職場での人間関係や組織文化にも好影響を与え、一体感のある組織づくりに貢献します。結果として長期就業意欲が高まり、採用・教育コストの削減という経営効果ももたらします。

従業員が実感できる3つの価値

確実な老後資金の形成

給与から自動的に掛金が拠出される仕組みにより、意識せずとも資産形成が進みます。「貯蓄したいけど続かない」という悩みを解消し、自然と老後資金が積み上がる環境が手に入ります。さらに国の税制優遇制度により、通常の貯蓄よりも効率的に資産を増やせる点も大きな魅力です。計画的な将来準備が無理なく実現できます。

運用スタイルを自ら選択

投資経験やリスク許容度に応じて、運用方法を自由に選べます。安全志向の方は元本保証型の定期預金で着実に、積極的な資産増を目指す方は投資信託で成長性を追求できます。ライフステージの変化に合わせて運用方針を見直すことも可能で、自分らしい資産づくりを主体的に進められる制度設計になっています。

働き方が変わっても安心

転職や独立の際も、個人型確定拠出年金(iDeCo)や転職先の企業型DCへ資産を移換できるため、積み立てた資産が無駄になりません。キャリアの選択肢を狭めることなく、一貫した資産形成を継続できる安心感があります。働き方の多様化が進む現代において、どんなキャリアパスを選んでも将来準備が途切れない仕組みは大きな支えとなります。

中小企業こそ企業型DCで差別化を

大手企業と同等の福利厚生制度を導入することで、採用市場での競争力が飛躍的に向上します。「規模は大手に及ばなくても、従業員への想いは負けない」というメッセージを、制度として具現化できるのが企業型DCです。